本メールマガジンに「頑張る」という言葉が出てこないのは、そのためです。
私が「頑張る」という言葉を嫌うのは、主に二つ理由があります。
一つは「ビジネスマンとして当たり前だから」で、もう一つは「意味が曖昧で精神論/自己満足/自己弁護に終わり易いから」です。
ちなみに、これらは、今を遡ること十数年前、勤務していた自動車メーカーから系列販社へ出向した際、社長に以下優しく(笑)諭されました。
〔販社社長〕
どうだ、今月はイケそうか(=店舗販売目標は達成できそうか)?
〔堀〕
頑張ります!
〔販社社長〕
バカモン!
頑張っているのはお前だけじゃないんだ!
みんな頑張っているんだ!
「頑張る」なんて、やたらに言うな!
〔堀〕
はい・・・。
ただ、私は、「頑張る」という言葉は嫌いですが、「営業マンの頑張り」は嫌いではありません(というか好きですw)。
なぜなら、お客さまの多くは、「営業マンの頑張り」から「ヒト(営業マン)の価値」を認識し、肯定評価くださるからです。
とはいえ、「営業マンの頑張り」には、お客さまに「ヒトの価値」として認識、肯定評価いただけない(=スルーされてしまう)ものが少なくありません。
お客さまに「ヒトの価値」として認識、肯定評価いただける「営業マンの頑張り」と、お客さまにスルーされてしまう「営業マンの頑張り」には、どのような違いがあるのでしょうか。
これまで私は、主に以下の三つを考えてきました。
【1】“その”お客さまの利益の向上/担保を第一に考えているか否か。
お客さまは、自分の事情や利益が第一に考えられている「営業マンの頑張り」はスルーしません(できません)が、営業マンないし店舗(会社)の事情や利益が第一に考えられている「営業マンの頑張り」は物の見事にスルーします。
【2】「見返りありき」で行動しているか否か。
お客さまは、「見返りありき」感が伺えない「営業マンの頑張り」はスルーしません(できません)が、「見返りありき」感が伺える「営業マンの頑張り」は物の見事にスルーします。
【3】具体的に行動しているか否か。
お客さまは、【1】及び【2】が具体的に行われている「営業マンの頑張り」はスルーしません(できません)が、【1】及び【2】が具体的に行われていない「営業マンの頑張り」は物の見事にスルーします。
過日、私は、以上の内容がマンザラ(笑)的外れではないことを再認識しました。
レクサス市川のセールスコンサルタントの小川浩史さんからメールを頂戴し、以上の内容に合致した「小川さんの頑張り」がお客さまの感動と代替受注をよんだことを知ったのです。
つきましては、今号は号外とさせていただき、小川さんから頂戴したメールをあなたさまに披露したいと思います。
(※小川さんの了承は得ています)
ご参考になれば幸いです。 続きを読む